VUCA時代に必須なのは、実践的ビジネススキルの習得と専門分野の掛け算による独自の価値

2016年にリリースされた学習動画サービス「GLOBIS 学び放題」は、おかげさまで動画が3000本間近となりました。突然襲った新型コロナウイルスで私たちの働き方や生活、価値観が変化していく中、今後の意思決定を支える知識・知恵を身につけたいと、より多くの方にGLOBIS 学び放題ご活用いただいています。

今回は、転職して2年目の電気通信事業で企画を担当するユーザー、前嶋隆幸さんにインタビュー。GLOBIS 学び放題でどんな分野を学んでいるか、また、それをいかに実務に活かしているかを伺いました。

――前嶋さんのお仕事と、GLOBIS 学び放題との出会いについてお教えください。

私は現在、電気通信事業に勤務しており、主に子会社の管理や部署のサポート、サービスの運営を担当しています。

GLOBIS 学び放題との出会いは2018年春。当時、私は社会人経営大学院を卒業したばかりで、学習ロスに陥っていました。大学院の仲間と終電がなくなっても熱く議論するような2年間だったのに、突然学ぶ機会を失って、寂しさと物足りなさを感じていたんです。

そんな時にGLOBIS 学び放題を見つけて「これなら経営戦略やファイナンスなどを復習できるし、学習も継続できる」と使い始めました。

――オンラインの学習動画サービスが増えている中、なぜGLOBIS 学び放題に決めたのですか?

リモートで学習できる手軽さや、大学院よりもリーズナブルな学費に加えて、グロービス・マネジメント・スクールでクリティカル・シンキングを実際に受講したことがあったからです。そこでは講義の分かりやすさやレベルの高さを実感したので、迷うことなくGLOBIS 学び放題を選びました。

詳しい図解や解説によって、そのコースで学ぶべきポイントが整理されていて頭に入ってきやすいし、時代の変遷に合わせて新しいテーマを取り扱っているので、見たい動画が沢山あったんです。

「辞書」にもなるGLOBIS 学び放題。仕事中、分からないことがあったらすぐ検索する

――普段、GLOBIS 学び放題を使ってどのように学習していらっしゃいますか?

平日は夜遅くまで仕事をしていてまとまった時間を作れないので、週末に集中して学習しています。動画を見たら、人に説明できるようになるまで徹底的に咀嚼して覚えて、さっそく翌週から実務で使っています。理解が浅いところや実践できないところがあったら動画を見返す、というサイクルを回しています。

また、資格試験に向けて勉強する、新しいテクノロジーやトレンドをリサーチするなど、別でもやりたいことがあるので、実務に関係のないものや興味のないものは「今は必要ではないんだ」と割り切って見ません。その代わり、好きな動画は何十回も繰り返し見ているので、講師の説明やテロップも丸ごと覚えています。

GLOBIS 学び放題を使う目的は、日常業務に活かせる知識やフレームワークを押さえておくためと、VRやAR、APIといったトレンド・キーワードを理解するため。また、仕事中に分からない分野をGLOBIS 学び放題で調べているので、私にとって「辞書代わり」になっているかもしれません。動画をじっくり見ていても腹落ちしない場合は、初級の動画に飛んで一つ一つ網羅していっています。

――GLOBIS 学び放題ではどの動画をよくご覧になっていますか?

思考系のカテゴリに入っている動画を中心に選んでいて、特に、動画「論理思考で仕事の壁を乗り越える5つのポイント」が好きです。

ビジネスパーソンにとって必須スキルである論理思考が細かく説明されていて、意見と事実を分けて説明することや、主張に対して根拠を持つこと、また、伝える相手が誰かを認識することを学びました。業務で資料を作成する時にも、相手の立場や状況を踏まえて、表現やテーマを工夫するようになりましたね。

GLOBIS 学び放題「論理思考で仕事の壁を乗り越える5つのポイント」より

転職したばかりの職場は、知らない人だらけ。信頼を勝ち取る方法を模索する

――現在、お仕事に対してどんな課題を持っていらっしゃいますか?

現在の会社に転職してきて2年が経ちますが、それまでの十数年間は営業をしていたため、社内で自分が中心となって企画を動かしたり、会議をセッティングしたりすることが初めてなんです。それに、毎日新しい業務がテトリスのように降りてくる。

このような状況で一番大事なのは、複数ある仕事を整理しながら効率的に終わらせていくスキル。相手の考えやニーズを正確に読み取りながら分かりやすく伝えて、できるだけ早く完遂していかないと、手戻りが増えてコストがかかってしまいますから。

――マルチタスクでは関わる人数も増えますよね。社内での対応でどんなことを意識していらっしゃいますか?

職場で自分の専門性や人としての信頼があれば、自分が正しいと思ったことに自信を持って打ち込みやすいし、仕事で実績も残しやすくなります。しかし、今は新しい職場で初めて関わるものが多いし、知らない人ばかりだし、長年築いてきた関係もありません。

ゼロからいかに信頼を築いて人や組織を動かすかを悩んでいた時にGLOBIS 学び放題の「パワーと影響力 」を見て、自分のやりたいことを実現するための組織での立ち振る舞い方やコミュニケーションの取り方を学びました。

パワーと影響力
グロービス学び放題「パワーと影響力」より

――前嶋さんはグロ放題のユーザー勉強会でも、仲間との関係構築に尽力してくださっていますよね。

争いを嫌うというか、自分よりも人を優先にしてしまう性格なんでしょうね(笑)。困っている人を助けることは時間や労力の無駄のように見えますが、相手を見ながら何を求めているのかを常に探しているので、洞察力が養える良い習慣だと思っています。

GLOBIS 学び放題の動画にもありましたが、人を巻き込むにはGive。Takeは求めない。そうすると、人は自分を信頼して付いてきてくれるようになる。

特に今の会社ではチームで成果を挙げることを求められるため、利他の心で仲間をフォローしつつ、いかに事業全体が効率的に動いて目標を達成するかを考えています。

不確実・混迷を極める今日、必要なのは複数の専門分野を持ってポジションを築くこと

――新型コロナウイルスによって、仕事や個人の日常生活も変わってきています。

現時点では、私のいる電気通信業界への影響は少ないものの、飲食業のようにお客様と接するサービスを担う方々を思うと、自分事として考えたいです。明日は我が身で、自分が培ってきた経験やスキルが、もしかしたら「業界そのものが要らなくない?」と思われる時が来るかもしれない。

GLOBIS 学び放題の動画「差異力〜VUCA時代を勝ち抜く秘訣〜」では、ビジネスの旬は短くて、テクノロジーの革新によっていつビジネスが終わってしまうかが分からないという話があります。その時々で必要なビジネススキルを身につけることに加えて、「H型人材」のように複数の専門分野を掛け合わせた独自のポジションを作らないと生き残れないと思っています。

――今後、前嶋さんはどんな仕事に挑戦したいですか?

ITやビッグデータを活用して、デジタルに関するビジネスモデルを全体構築するような仕事に就きたいです。GLOBIS 学び放題の動画「データサイエンスの潮流とビジネスへの実践」の後半に登場する、「AIが進化しても、インプットしたものしかアウトプットできない。企画する人の発想力や全体構想力が必要」というメッセージが響いたんですよね。

今後はこういったスキルを兼ね備えた人が新しい仕事にどんどんチャレンジして活躍するだろうし、自分もシフトしていかないと残り30年のサラリーマン生活は厳しいと見ています。

リアルとオンライン、どちらも活かして仲間とのコミュニティを盛り上げたい

――前嶋さんは、社会人経営大学院やGLOBIS 学び放題と、あらゆる学習を継続していらっしゃいます。今後はどんな学び方をお考えですか?

新型コロナウイルスによってリモートワークが新しい主流になってきている今、グループワークやコミュニティは大切だったのだと実感しています。熱意のある仲間とリアルに会って、議論して、刺激を受けて、共感し合う場。知識の習得はオンラインでも良いですが、熱のこもった体験ができるのはリアルだからこそ。

一方、Zoomのようなオンラインを使った交流を、リアルの醍醐味に負けないようにするのは難しいと思います。それぞれの目的や利便性、ユーザーを理解しながらコミュニティやイベントを作って仲間と学習していきたいですね。

――最後に、前嶋さんはどんな人生観を持っていらっしゃいますか?

仕事もプライベートも、オーナーシップを持ちたいです。私はこれまで、与えられた仕事を一生懸命取り組むことで数多くの知識・経験を得ることができましたが、自分が心からそれにフルコミットしているか、また、責任を持っているかと聞かれると正直、自信が持てない。気づいた時には手遅れだったとならないように、「それは果たして、本当にやりたいことなのか」と常に自問自答するようにしています。

また、いつかは海外に移住しようと妻と話しています。それには、どこの国にいようとも、稼ぐことができる能力が必要。GLOBIS 学び放題で実践的なビジネススキルや新たに求められるスキルを学んで、会社の肩書で仕事をするのではなく、個人として責任ある仕事をいただいてやりがいを感じられるようになりたいです。

取材日:2020年8月