日常に「何を考えるべきか」を考える習慣を。論理思考の習得で職場の業務改善へ貢献したい

2016年にリリースした学習動画サービス「GLOBIS 学び放題」は、おかげさまで動画が3000本間近となりました。突然襲った新型コロナウイルスで私たちの働き方や生活、価値観が変化していく中、今後の意思決定を支える知識・知恵を身につけたいと、より多くの方にGLOBIS 学び放題をご活用いただいています。

今回は専門商社で働くユーザー小西洋平さんにインタビュー。学びを実務で活かした経験や、仲間と学ぶ学習スタイルについて伺いました。

月額ビジネス書1冊分で大学院講師による講義を学べる。「やらない理由が見つからなかった」

――小西さんの現在のご状況についてお教えください。

私は現在、建物の照明器具といった電気設備資材を取り扱う専門商社に勤務しています。新卒で入社してから営業を担当してきて、今年で6年目を迎えます。プライベートでは4年前に結婚して、現在は大阪で妻と2歳になる子どもと暮らしています。

――専門商社で営業を担当していらっしゃるんですね。毎日お忙しいと思いますが、どのようなきっかけでGLOBIS 学び放題と出会ったのですか。

社会人になって2年間は自分に降りかかってくる仕事をこなすのに精一杯で、スキマ時間に勉強することはできませんでした。3年経ってようやく仕事に慣れてきて余裕ができた頃、今度は「今のままで良いのか」という不安を抱くようになったんです。自分はこの会社で何が貢献できるんだろう、社会人としてちゃんと成長できているのだろうか、と。

もともと様々な分野を学ぶことが好きで、昨年までは簿記やファイナンシャルプランナーといった資格を積極的に取得してきましたが、それらを仕事に活かせているという実感がありませんでした。

もっと現場で役立つスキルはないかと情報を集めていたところ、GLOBIS 学び放題が紹介されているのをたまたま見つけたんです。GLOBIS 学び放題なら実用性の高いビジネススキルを体系的に学べるし、月額もビジネス書1冊分とお手頃。これはやるしかないと2020年2月からスタートさせました。

――最近では無料で学べる社会人向けのサービスが出てきていますが、その中でなぜGLOBIS 学び放題を選んだのですか?

確かに、多くの学習アプリに溢れていてどれが自分に合っているのか迷いました。しかしGLOBIS 学び放題では、グロービス経営大学院で講師を務めている方が動画に出演したりコンテンツの企画開発に携わったりしていることを知り、これなら質の高い学習ができるし、自分が知らない新たな領域にも出会えると確信したんです。

GLOBIS 学び放題の動画なら、スキマ時間と場所さえあれば集中できる

――小西さんがGLOBIS 学び放題を始めた当時は、新型コロナウィルスの感染拡大が深刻化してきた頃。お仕事と学習をどのようになさっていたのですか?

現在(2020年12月)は、平常どおりに会社へ出勤できるようになりましたが、一時期、一部の社員がリモートワークに切り替えたり、各営業所やサテライトオフィスに分かれて仕事をしたりと職場環境や働き方が変わっていました。

そんな中でもGLOBIS 学び放題は続けられていましたね。特に最近、会社では業務効率化や業務改善を促進する風潮にあって19時に仕事を終えることが増えたので、帰宅途中のスキマ時間に動画を見たり事務局が主催するイベントにオンラインで参加したりしています。トータルで毎日2〜3時間は勉強するようにしていますね。

――平日に時間を確保することは難しいと思いますが、どのようにスケジュールを組んでいらっしゃいますか?

まず、往復の通勤時間で動画を視聴しています。加えて、仕事を終えた後の19〜21時と、夕食を済ませた後の22〜23時に動画の復習をしたり関連書籍を読んだり、その時にやりたいことをやっていますね。毎日の生活からスキマ時間を確保して学んでいますが、動画は情報が目からも耳からも入ってくるので集中しやすいんです。

――現在、どちらのコースを重点的に学んでいらっしゃいますか?

一番見ている動画は「クリティカル・シンキング 」です。今までは会計やExcelなど、ひと目で分かるようなスキルや現場で即戦力になるような学習を選んでいましたが、グロ放題をスタートさせて、論理思考の基礎になる「考え方を学ぶ」という視点を初めて知ったんです。

自分が伝えたい主張とその根拠になる事実を図式化するピラミッド・ストラクチャーや、本質的な問題がどこにあるのかを絞り込んで解決策を考える時に用いるロジックツリーなど、思考系と言われる動画を片っ端から見ています。

学習効果の最大化に欠かせないのは「勉強会を主催すること」。仲間の視点が学習意欲を高める

――新たに学んだことへの理解を深めるために、どのようなマイルールをお持ちですか?

私にとって収穫の多い学習方法は、GLOBIS 学び放題のユーザーが仲間を集めて主催する勉強会や、GLOBIS学び放題の公式オンラインイベントに参加すること。イベント参加前に関連動画に目を通し重要だと思ったポイントや質問したいことをノートに書き留めておくと、前のめりで参加するようになるし、そのテーマへの理解や納得感が格段に違ってきます。

もう一つは、参加するだけでなく自分でも勉強会を主催すること。勉強会の幹事を担うと、事前準備や当日の運営を問題なく進めることも重要になってくるため、もちろん労力はかかります。一方、テーマの予習を徹底したり、様々な意見が飛び交う中で段取り良く進行したり、「こうしたらみんなの理解が深まる」を考えながらサポートしたりするので、回を重ねるごとにファシリテーション力も付くし、そのテーマが自分にとって特別なものとして記憶に残るんですよね。

――単独で勉強するよりも、仲間の皆さんと意見を出し合う方が気づきも多いですよね。

仲間と学ぶと大きな学習効果を得られるというのは、今年一番の発見と言って良いくらいです。学生時代から一人で勉強してきましたが、全く違う業界から集まった仲間と自由に議論したり質問し合ったりすることで、新たな視点やフィードバックを得られたり、「分かっていたつもり」に気づいたりするんです。何よりも、みんなと一緒に学ぶのは楽しいし、学習意欲がより高まっていくのを実感しています。

クリティカル・シンキングはお客様先や職場でフル活用。自分の「正しい」を積極的に発信できるようになった

――GLOBIS 学び放題で学んだことをお仕事で実践してみて、どのような違いを実感しましたか?

クリティカル・シンキングや思考系の動画で学ぶようになると、社内会議や現場の状況を俯瞰することができるようになりましたし、意見を述べる時も根拠を持って考えるようになりましたね。例えば、事業部がこれからやろうとしていることに対して、目的や方向性が違ってきていると気づいたら、進んで意見を述べて提案できるようになりました。

今までだったら、特に上司や先輩社員が集まる会議では後輩という立場を気にして発言できませんでした。「こんなことを言ったらどう思われるだろうか」「間違ったことを言ったらどうしようか」と自信がなかったんです。でも、論理に従って物事を考える習慣が付いたおかげで、自分の頭で「これは正しい」「これは間違っているかもしれない」が分かるようになりました。

営業先でも、卸売や仕入先、工場とさまざまな立場のお客様と交渉しなければならない時、なぜそれが欲しいのか、なぜその値段が良いのかといった理由を伺いながら、どんな根拠や情報があったら皆さんが納得して交渉が上手く進むのかなどを考えていますね。

――GLOBIS 学び放題で学んだことをお仕事で実践してみて、どのような違いを実感しましたか?

私が所属する営業チームではもともとコミュニケーション力が高い方が多いので、現場で鍛えられた部分もありますが、GLOBIS 学び放題で「アサーティブ・コミュニケーション 」の動画を見て、伝えなければいけないことをいかに明確に伝えるかを学んでいます。

自分が正しいと思ったからと理路整然と述べたり論破したりするのではなく、相手へ常に敬意を持ちつつ、様々な意見を挙げていきながらロジカルに説明して快く受け入れてもらえるようにしていますね。もちろん、完璧にできているとは思いませんが、誠実で対等な人間関係を築こうと奮闘しているせいか、上の方々にも聞いていただけるようになりました。

――後輩の社員や入社したばかりの社員に対しては、先輩社員としてどのように引っ張っていらっしゃいますか?

彼らが主張したことに明確な理由や根拠も添えるようにアドバイスをしたり、なぜこれが良いのか、他に方法はないのか、反論されたらどうするのかという助け舟を出したりして、後輩が一人でも考えられるようにアシストしています。

私が新卒で入社した頃は「この業務はこうやるものだから」と目的や理由を教わらなかった時がありましたし、私自身にもそれを考える力がありませんでした。自分で目的や背景を把握している方が仕事でも臨機応変に対応できたり、建設的な意見を言えたりすると思うので、忙しくても後輩にはこのようなコミュニケーションを欠かさないようにしています。

学んだ中からまた次の学びを見出していく。変化の多い環境でも常に求められる社会人でありたい

――お仕事では、今後はどのような分野に挑戦したいですか?

最近、新たに勉強しているのがプログラミングです。今や大企業やベンチャーを中心に残業時間の削減やテレワークの導入など、新たな働き方が始まっていますが、私の職場ではお客様からいただいた見積書のデータを入力したり仕入先にFAXで依頼したりする単純作業が多くあります。まずプログラミングを自力で習得して現場の無駄を可視化して、会社全体の生産性向上に繋げていきたいです。

また、現場では「お客様との長年のお付き合い」で商品をご購入いただいていることが多いんです。技術の進化によって様々な情報・データを分析できるようになってきている今、昔からの関係だけでは会社が萎んでいってしまう。

そこで、GLOBIS 学び放題でも新たに「マーケティング」を体系的に学んで、市場・顧客、競合、自社の立ち位置を元に新規顧客開拓や売上向上に向けた戦略立案をしたり、外的要因と照らし合わせて自社の強みや弱みを把握し直したりしたいと考えています。

――新型コロナウィルスで働き方や生き方などの価値観が変わっている中、今後についてどうお思いですか?

新型コロナウィルスの影響で今後も何が起きるのかが分かりませんし、働き方や日常生活で変化の多い中、頼れるのは自分の力だけだと痛感していますし、こんな時こそ自分に新たなスキルを付けていきたいと思っています。

今では場所も規模も問わないオンラインのイベントが増えつつありますし、いつでもどこでも仲間と学習ができるという新しい学習方法もスタンダード化しています。今後も、GLOBIS 学び放題の動画で学んで終わりではなく、学んだ中からまた次の新たな学びを見つけて学習習慣を続けていきたいです。そうすることで、自分の社会人として目指す姿に少しずつ近づいていき、社会や会社がどんな大きな変化を繰り返しても、新たな挑戦を続けられるようになると考えています。

取材日:2020年