【インタビュー記事】「最高にやりきった」と言える人生に必要な、たったひとつのスキルとは(1/2)

「自覚力のリーダーシップ」と聞いて、みなさんはどんなことを思い浮かべますか。
一言でリーダーシップと言っても、予測困難で不確実な今の時代に求められるリーダーの資質はさまざまです。
その中でも今の時代のリーダーに求められる「自覚力」について、グロービス経営大学院でリーダーシップの講座を担当する鎌田英治氏に聞きました。
激変の時代を生き抜くために必要な「自覚力」とは何なのか、そしてそれが今求められる理由とは。全二回にてご紹介します。

◇組織・リーダーシップ(上級|ビジネス実践知) 
【自覚力のリーダーシップ】

(視聴時間:01分08秒)

 

1:今、「自覚力のリーダーシップ」が求められる理由

 

鎌田氏は、前職の日本長期信用銀行で倒産経験をしています。
長銀では、法人営業、システム企画、人事などの経験を積んだ後、(1998年10月の破綻の際は)長銀信託銀行の営業部長としてマネジメント全般を担っていました。
その頃の日本経済はバブル崩壊の後遺症から、遂に金融システムが危機に陥る中、長銀は経営破綻に追い込まれました。
「自分の会社が潰れるという想定外のことが現実となり、“世の中に確実なこと、絶対と言えることなんて存在しない。
だとすれば自分がしっかりしなければ駄目だ”ということを痛切に感じました。
この原体験から“自覚”ということを強く意識するようになりました」と鎌田氏は言います。

 

2:変化の時代だからこそ持っておくべき「自分の在り方=自分像」

 

「あなたは何者ですか」という問いから始まる「自覚力のリーダーシップ」講座。
「自覚力」が求められる理由の1つ目は「時代感の中で必要性が高まっている」と鎌田氏は続けます。

鎌田氏:(以下敬称略)「1982年に出版された吉野源三郎さんの小説『君たちはどう生きるか』が、昨年、漫画化されて人気になりましたよね。
自分は何をする人間なのか、何者であるべきなのか。
そういうことをしっかりと考えることが必要ということを、多くの人が感じ始めている、ということではないでしょうか。

現代社会は、人工知能やIOT、ビッグデータなど技術進化が激しい。
そもそも人間が果たす役割や価値とは何か、ということ自体が深く問われている時代だと思います。
そういう時代感の中で、“自分とは何か”を自覚する、あるいは自覚的に自分という存在を『自己定義』することの重要性が高まっている。これが“自覚力”が求められるひとつめの理由です」

別な言い方をすると、終身雇用が当たり前と言われた時代が過ぎ、今はどこに行っても何をしていても確実なことはありませんから、自分の中にしっかりとした生き方の軸を持つことが必要です。
その重要性は良く指摘されますが、もっと大事なことは「軸を作ること」の必要性を深く認識し、“軸作り”に取り組む決意をする大前提がないと軸作りも口先で終わってしまいます。
つまり、自分の人生を主体的に生きる、そのための軸を創る、そのことに対する「自覚力」が重要である、というのが鎌田さんの考えです。

「変化が激しく、移ろいやすい時代。それを不安に感じる人もいるでしょう。
だからこそ、自分は何者なのか?何をする為にこの世に存在するのか?という問いにしっかり向き合うことが大切だと思います。
そして、その答えは『探す』といことではなく、自分で『決める』『選択する』ことだと思います。
自分の頭を使って、じっくり考え尽くし、まずはこれでやっていこう、という自らの選択が定まれば、心は安定する筈です。
正解が無い時代だからこそ、自分の意思、自分の主観でひとつひとつ自分の未来を決めていく、そうした自覚を持つことがすべてスタートではないでしょうか」

 

続きを読む(次回はビジネス社会がもつ競争の本質)

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中