【お悩み相談】学びを定着させるには?

 いつもご利用頂きありがとうございます、グロービス学び放題事務局です。

1月に募集しておりました 「あなたの学習の悩みにお答えします」 の
アンケートへのご協力、誠にありがとうございました。

今回は第一弾としてこちらのご質問にお答えいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 Q.学んでいるときは面白いのですが、
せっかく学んだことがなかなか定着せず、
 仕事でもすぐに使えていないように思います。
 どうすれば学んだことがすぐに知識から知恵になり、
 定着するのか教えて頂けると幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんにちは、鳥潟です。ご質問ありがとうございます。
学んだことの定着や実践での活用は、仰る通りとても難しい領域ですよね。ちなみに、人は学習したことを1週間後にどれくらい覚えていると思いますか?調査によると、77%を忘れていると言われています。(※エビングハウスの忘却曲線より)
驚きですよね。せっかく時間やお金をかけて学んでも、8割近くを忘れてしまうのですから。エビングハウス忘却曲線

1:学ぶ内容は、自分の仕事や人生に如何に役立つのかを考え、繋がりを見出す

 私たちが暮らす現代社会では、次から次へと新しい情報がインプットされていきます。
人間の脳は限られた情報量しか記憶することができないので「自分にとって重要な情報」のみを記憶にとどめ、重要ではない情報を忘れさせる(正式には脳の奥へしまいこむ)ようにできています。
では、「自分にとって重要な情報」はどのようなものなのでしょうか?
それは、学んだ情報をもとに「判断」したり、「行動」する可能性が高い情報です。つまり自分にとって「使える情報」です。当たり前のことですよね。
ですから、いかに重要な情報であっても、自分の生活や人生にとって「使えない情報」であれば学んでも学んでも定着しないということです。
そのため、
ポイントの1つ目は「学ぶ内容は、自分の仕事や人生に如何に役立つのかを考え、繋がりを見出す」ことです。
ここで重要なことは短期と長期の視点を持つことです。今すぐ役に立つ知識もあれば、将来的に役に立つ知識もあります。後者は、将来自分が歩んでいきたいキャリアを考えることで繋がりを見出すことが可能になります。

学び方について

2:学んだことをアウトプットする

学んだことを定着させるためのポイントの2つ目は、「学んだことをアウトプットする」ということです。
一夜漬けの学習はすぐ忘れるけれど、毎日15分のドリル学習は記憶に残りやすいのはなぜかご存知でしょうか?
それは、脳は「反復される行動や思考を記憶に刻み込む特性がある」ためです。
とある調査によると、アウトプットによる反復回数が20回で使い方が分かり、40回で習慣化し、さらに66回繰り返すことで脳に回路ができて無意識に使えるようになるようです。
反復によるアウトプットの方法も
①自分でメモなどに要約する
②部下や同僚へ伝える機会を作る
③仕事で活用してみる
などいくつか方法があります。特に③の仕事で活用することは重要です。小さな老舗旅館を親から受け継ぎ、国内屈指のリゾートホテル『星野リゾート』を育て上げた星野社長は、著書の『星野リゾートの教科書』の中で以下のような主旨のコメントを残しています。

  • 社長に就任以来、経営学の専門家が描いた「教科書」に学び、「教科書通り」経営を行ってきた。その最大の理由は、経営判断を誤るリスクを減らしたいから。
  • 本の読み方も拘りをもっている。1行ずつ理解し、分からない部分を残さず、何度でも読む。
  • 読み終わったら、そこで書かれている 理論をつまみ食いしないで100%教科書通りやってみる。5つ理論が書かれていたとして、自分にとって都合のよい3つだけを実行する人がいるがそれではダメ。5つ徹底して行うことが大切。

多くの厳しい経営判断をくり返し、成長させ続けたリーダーの本の読み方。学ぶ点が多いです。尚、アウトプット方法についての詳細はLearn how to learnのSection8で詳しく解説していますので興味があればご覧ください。

learn how to learn02.PNG

3:実践の振り返りと教訓化

最後のポイント3つ目は、「実践したことを振り返り教訓化する」ことです。
これは学んだ内容を仕事や身近な作業で小さくても良いので実践してみる。
当然、最初から100%上手くいくことはありません。その時、この学びは使えないとすぐに諦めるのではなく、なぜ上手く行かなかったのか、どこを工夫すれば次は上手くいきそうなのか、を時間をかけて振り返ってみることです。
1日3分でも結構です。この作業を繰り返すだけで、学んだ知識が知恵となり、あなたの実力になっていくでしょう。
この考え方は、1980年代にコルブという組織行動学者が提唱した「経験学習モデル」がベースになっています。

いかがでしたでしょうか?今回質問でいただいた、「学んだけれど忘れてしまう、定着しない」、という悩みは多くの方がお持ちだと思います。少しでも参考にして頂き、皆さんのスキル向上にお役立て頂ければと思います。

 

One comment

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中